2.スーパーフライヤーズカード(SFC)を効率よく入手する方法!

スーパーフライヤーズカード(SFC)を効率よく入手するには、プレミアムポイント(PP)をいかに効率よく貯めるか?SFC修行の費用をいかに削減するか?が重要なポイントです。



今回のテーマは、「スーパーフライヤーズカード(SFC)を効率よく入手する方法!」ということで、ANA上級会員(プレミアムメンバー:SFC会員)になるためのルールから、いかに効率よくステイタスを獲得するのか?についてノウハウをご紹介したいと思います!



スーパーフライヤーズカード(SFC)を獲得して上級会員(プレミアムメンバー)になるための方法を解説していきたいと思います。上級会員(プレミアムメンバー)になるためには、ANAグループ運航便又はスターアライアンス加盟航空会社の飛行機に搭乗して、「プレミアムポイント(PP)」を貯める必要があります。

プレミアムポイント(PP)は、飛行機の搭乗やお買い物などで貯まる「マイル」とは異なり、プレミアムメンバーの認定を目的として毎年1月~12月の1年間に登録されるポイントのことです。

ANAグループ(ANA・エアージャパン・ANAウイングス)、スターアライアンス加盟航空会社およびスターアライアンスコネクティングパートナー運航便の搭乗分について、マイルとは別に積算されるポイントです。

具体的にはプレミアムポイントを貯めていくと下記のようにステイタスがランクアップしていきます。そして、年間50,000ポイント貯まるとプラチナステイタスになり、スーパーフライヤーズカード(SFC)取得の権利が獲得できるという流れになります。



スーパーフライヤーズカード(SFC)取得の権利を得るためには、プレミアムポイント年間50,000ポイント獲得が条件とご説明しました。年間50,000ポイントは、ANAグループ運航便の利用で半分の25,000ポイント必要です。



参考までに、プレミアムポイント(PP)が積算される条件を下記にまとめておきます。ANA運航便はもちろんですが、スターアライアンス系すべてが積算対象となりますので、国際線を利用する場合は非常に有利です。


【積算の対象となる便】

●国内線

ANAグループ(ANA・ANAウイングス)運航便

ANA便名のコードシェア便(IBEXエアラインズ、AIRDO、ソラシドエア、スターフライヤーおよびオリエンタルエアブリッジが運航する日本国内のコードシェア便は、ANA便名にて予約・搭乗の場合のみ、ANAグループ運航便として積算されます。)


●国際線

ANAグループ(ANA・エアージャパン)運航便

スターアライアンス加盟航空会社運航便(エーゲ航空、エアカナダ、中国国際航空、エアインディア、ニュージーランド航空、アシアナ航空、オーストリア航空、アビアンカ航空、ブリュッセル航空、コパ航空、クロアチア航空、エジプト航空、エチオピア航空、エバー航空、LOTポーランド航空、ルフトハンザドイツ航空、スカンジナビア航空、シンセン航空、シンガポール航空、南アフリカ航空、スイスインターナショナルエアラインズ、TAPポルトガル航空、タイ国際航空、ターキッシュエアラインズ、ユナイテッド航空)

スターアライアンスコネクティングパートナー運航便(吉祥航空)


【注意する5つのポイント】

1.スターアライアンス加盟航空会社の機材および乗務員で運航するコードシェア便を、ANA便名で予約・搭乗の場合は、スター アライアンス加盟航空会社運航便搭乗分として積算されます。
2.スターアライアンスコネクティングパートナーの機材および乗務員で運航するコードシェア便を、ANA便名で予約・搭乗の場合は、スターアライアンスコネクティングパートナー運航便搭乗分として積算されます。
3.ANAの機材および乗務員で運航するコードシェア便を、提携航空会社便名で予約・搭乗の場合は、ANA運航便搭乗分として積算されます。
4.搭乗便名が対象の航空会社便名であっても、スターアライアンスに加盟していない提携航空会社が運航するコードシェア便は、プレミアムポイントの積算対象外になります。
5.国内線・国際線ともに、提携他社のマイレージプログラムに登録した搭乗実績は、プレミアムポイントの積算対象外になります。



ステイタス自体は、「ブロンズステイタス」「プラチナステイタス」「ダイヤモンドステイタス」と順にランクアップしていきますが、このステイタスは1年間の結果として翌年1年間限定のサービスとなります。

しかし、プラチナステイタスを獲得するとスーパーフライヤーズカード(SFC)取得の権利が発生し、入手後はスーパーフライヤーズカード(SFC)のクレジットカード年会費を払っている間、永続的にサービスを継続できるという仕組みです。

まずは、年間50,000ポイント以上(プラチナ以上)を目指すということになります!



そして、スーパーフライヤーズカード(SFC)を取得すれば、ANAの上級会員(プレミアムメンバー)であると共に、スターアライアンスゴールドメンバーとしてサービスを継続して受けられることになります。

もちろん、本会員がSFCを取得すれば、SFC家族会員にも入れますし、クレジットカードの年会費さえ支払えば、飛行機にまったく乗らなくても上級会員(プレミアムメンバー)の特典を維持できるということが大きなメリットです。



前半のまとめです!

「プラチナステイタス」に到達→SFC権利→SFC会員にならない→プレミアムメンバーは1年だけ

「プラチナステイタス」に到達→SFC権利→SFC会員になる→年会費を払っている間はプレミアムメンバー






プレミアムポイント(PP)を効率よく貯める方法!



それでは、実際にプレミアムポイント(PP)を1月~12月の1年間に50,000ポイント貯めるのは難しいのでしょうか?ここで注意していただきたいのは、プレミアムポイント(PP)とマイルは別物ということです。

まずは、プレミアムポイント(PP)についてご説明したいと思います。


プレミアムポイント(PP)は下記のように計算できるポイントになります。



上記の通り、「区間基本マイレージ」×「予約クラス・運賃種別ごとの積算率」×「路線倍率」+搭乗ポイント=プレミアムポイントとなります。

まず、「路線倍率」は国内線では2倍と決まっています。

そして、「区間基本マイレージ」は単純に距離です。

ここで、重要なポイントは3つです。「距離が長い」こと、「積算率が高い」こと、そして、最後の足し算部分の「搭乗ポイント」です。



ここで、「羽田―伊丹」「羽田―那覇」を例としてご説明したいと思います。

※こちらのシミュレーションは、ANA一般カードで計算したマイルが算出されています。プレミアムポイントはカード種別などに関係なく算出されますので、ここでは右側のプレミアムポイントの計算式だけご注目下さい!




「羽田―伊丹」では、一般的なチケット料金である「SUPER VALUE(スーパーバリュー)」料金を想定して運賃7(積算率75%)で計算しています。

「区間基本マイレージ」は単純に距離ですので280マイル「クラス・運賃倍率」は運賃7(積算率75%)の「SUPER VALUE(スーパーバリュー)」料金を選びましたので75%「路線倍率」は国内線ですので2倍、最後に「搭乗ポイント」は運賃7ですので0ポイントとなります。

計算の結果、合計プレミアムポイントは420ポイントということになります。


次に、「羽田―那覇」では、最も格安なプレミアムクラスのチケット料金である「SUPER VALUE PREMIUM 28(スーパーバリュープレミアム28)」料金を想定して運賃2(積算率125%)で計算しています。

「区間基本マイレージ」は単純に距離ですので984マイル「クラス・運賃倍率」は運賃2(積算率125%)の「SUPER VALUE PREMIUM 28(スーパーバリュープレミアム28)」料金を選びましたので125%「路線倍率」は国内線ですので2倍、最後に「搭乗ポイント」は運賃2ですので400ポイントとなります。

計算の結果、合計プレミアムポイントは2,860ポイントということになります。



この2つの例で考えてみたいと思います。

一つ目の「羽田―伊丹」の例は、国内を飛び回っているビジネスマンをイメージして下さい。毎週のようにこの区間を出張で飛んでいるという感じですね。単純に、年間50,000ポイント貯めようと思うと、60往復しないと貯まりませんので、週1回では足りませんね。

二つ目の「羽田―那覇」の例を計算してみましょう。9往復(18回搭乗)で50,000ポイントを超えます。


ここまでで何が言いたいかといいますと「ただ飛行機に回数乗ればよいわけではない!」ということです。


話しを戻しますと、プレミアムポイント(PP)は、計算式で計算できる数字です。当然、マイルを使った航空券ではプレミアムポイントは貯まりません。あくまでもしっかりと料金を支払って飛行機に複数回搭乗する必要があります。


ここでやっと登場するのが「SFC修行」というキーワードです。

SFC修行とは、「いかに効率よく50,000ポイント貯めてSFC取得の権利を獲得するか!」を追求した結果生まれたノウハウです。今回、そのノウハウの中でも最も効率の良いSFC修行の極意をご紹介していきたいと思います。

先ほどからご説明している通り、プレミアムポイント(PP)はすべて計算可能です。いつ、どこ行きのチケットで往復すれば、どれだけのポイントが得られるか?あるいは、その1往復で得られたプレミアムポイント(PP)にいくら費用がかかったのか?などすべて計算可能です。

逆に言うと、いかに安く同じプレミアムポイント(PP)の数値を得るか!ということになります。言い換えますと、1プレミアムポイント(PP)の価値はいくらなのか?を考えることがSFC修行の重要なポイントとなります。それを、陸マイラーの間では、PP単価PP価値と表現しています。



<SFC修行効率の指標>

PP単価=「運賃」÷「プレミアムポイント(PP)」



PP単価をいかに下げるか!これがSFC修行の効率が良いか悪いかの分かりやすい指標となります。

例えば、先ほどの2つの事例で簡単に計算してみましょう。

「羽田―伊丹」のSUPER VALUE(スーパーバリュー)料金を片道15,000円で計算してみましょう。そうしますと、PP単価=35.7となります。

次に、「羽田―那覇」のSUPER VALUE PREMIUM 28(スーパーバリュープレミアム28)料金で冬季の安い時期として片道35,000円で計算してみましょう。PP単価=12.2となります。

ここまでで言えることは、距離は長ければ長いほどよい積算率が高いほうが有利搭乗ポイント400ポイントは大きい、という3つのポイントが分かりました。

実際、距離は間違いありません。全国どのルートを計算してもそうなります。

ただ、積算率搭乗ポイントに関しては、一概には言えません。

少し細かな話しをしますと、積算率と搭乗ポイントを決めているのは運賃すなわちチケット代ですので大きく変動します。先ほどの「羽田―沖縄」のプレミアムクラス利用の例のように1回のプレミアムポイントを大きく稼ぎ搭乗回数を少なくするという考えでは最も効率がよいというのは間違いありません。

当然、羽田より成田の方が那覇より遠いので有利、沖縄より石垣の方が遠いので有利なのですが、SFC修行で最も重要なのは費用対効果です。例えば、都心にお住まいであれば、羽田―那覇は日帰りでき、かつ昼間の観光も可能です。宿泊費も掛かりません。もっと言えばプレミアムクラスですから2食付です。

では、成田や石垣の場合はどうでしょうか?1日の便数が少なく日帰りは困難です。さらに便数が少ないのでプレミアムクラスを予約するのも困難でスケジュールが組みにくいというデメリットがあります。ですので、最も費用対効果の高いSFC修行を考えるとチケット代だけではない周辺費用も当然考慮すべきと考えています。

私のサイトは国際線を活用したSFC修行をおすすめしていない理由の一つでもあります。

積算率と搭乗ポイントに関してもう一つポイントがあります。羽田―那覇というルートに変わりはありませんが、冬季閑散期の普通席SUPER VALUE 75(スーパーバリュー75)で片道9,000円台の価格が時折あります。SUPER VALUE 75(スーパーバリュー75)は運賃7ですので、積算率75%、搭乗ポイントなしで片道1,476ポイントと大幅にプレミアムポイント数が下がりますが、PP単価=6.1と驚愕のPP単価となります。ただし、9,000円台の飛行機は羽田の夕方や那覇の早朝が多いので宿泊が必要なケースが多いですのでそれも考慮する必要がありますし、そもそも修行回数が大幅に増加しますので総合的にスケジューリングしていく必要があります。



ここまでをまとめてみましょう。


1. 距離が長いほうがよい

「羽田―那覇」を中心に考えるが、「成田―那覇」、「羽田―石垣」なども候補となりえる


2. 積算率と搭乗ポイントは2つのポイントがある

・搭乗回数を少なく効率よくプレミアムポイントを貯めるには運賃2が有力候補となる
・搭乗回数が増えるがPP単価に優れた運賃7も候補となりえる
 ※ただし、日帰り可能かどうかなど周辺費用も考慮する必要がある。

運賃2と運賃7を再掲しておきます。



ここで、2020年~2021年で分かる範囲で航空券の相場を調べてみました。

残念ながら航空券の相場は年々上昇傾向が続いています。


運賃2:候補①

SUPER VALUE PREMIUM 28(スーパーバリュープレミアム28)=37,000円前後 
※予約・販売開始日から搭乗日28日前まで


運賃2:候補②

プレミアム株主優待割引=36,000円前後
※ANA株主優待券=3,000円前後(チケットショップにて、2,500~5,000円程度

◎候補①と候補②は、候補②に株主優待券の価格を足して安いほうを利用します。


運賃7:候補

SUPER VALUE 75(スーパーバリュー75)=10,000円前後 
※搭乗日355日前9:30から搭乗75日前まで

◎9,000円台も存在しますが、PP単価を計算して利用します。


また、「羽田―那覇」では、夏場に深夜便(ギャラクシーフライト)などお得な便も登場しますのでご確認ください。



くどいようですが、常にPP単価を計算してスケジュールを組む!これがSFC修行の極意です。

「羽田―那覇」路線は10月中旬くらいから2月くらいまでは非常に安いですので狙い目です。

SUPER VALUE(スーパーバリュー)販売開始日は、下記のスケジュールになりますので、計画的にプランを立てていきましょう。


夏ダイヤ(3月の最終日曜日~10月の最終日曜日の直前の土曜日搭乗分):1月下旬頃発売予定

冬ダイヤ(10月の最終日曜日~翌年3月の最終日曜日の直前の土曜日ご搭乗分):8月下旬頃発売予定


ちなみに、私は基本的には運賃2を活用しました。SUPER VALUE PREMIUM 28(スーパーバリュープレミアム28)とプレミアム株主優待割引を見比べて、さらに、なるべく沖縄滞在時間が長くなるようにプランニングしていました。

プレミアムクラスですので、早朝からラウンジでのんびりとくつろぎ(たまに朝からビール)、機内サービスを満喫し(たまに飲みすぎ)、昼間のG級グルメを堪能し(たまに食べすぎ)、平日の閑散とした観光地を堪能し(ほぼ貸しきり)、帰路の便で飲んで寝る、、、を満喫していました。




次回のテーマは、以下になります。お楽しみに!

3. SFC修行の費用を削減する方法!



★当サイトの人気コンテンツはこちらから!

<簡単!ANAマイル> 最も簡単にANAマイルを貯める方法!まとめ



その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

※こちらのバナーから登録後7日以内にサービス(ハピタス経由で楽天で買い物など)を利用すると400ポイント獲得できます!(サービスの利用が通帳に記載され後、5日以内に付与されます)


トップページへもどる