管理人のつぶやき

気まぐれANAの旅!マッサン第二弾 宮城峡蒸留所へ

マッサンを巡る蒸留所の旅・・・

余市蒸留所に引き続き、宮城峡蒸留所見学に行ってきました!

今回は、ちょっと日記風で・・・お付き合いください(笑)



マッサンのもう一つの夢 宮城峡

宮城峡蒸留所は、仙山線にて仙台から約40分の作並駅が最寄り駅だ。作並駅へ仙台から直通で行こうと思うと1時間に1本程度の電車に乗らなければならない。

作並駅に着くと、当然のことながらタクシー乗り場はなく、作並温泉宿のお迎えマイクロバスが並んでいるだけだ。蒸留所へは無料シャトルバスがあるが、4月~11月までの土日祝日に限り、作並駅と蒸留所間を往復運航しているそうだ。それ以外の方法は路線バスもあるが、これも1時間に1本程度で当然のことながら電車との接続は悪い。

あとは、徒歩・・・


天気が良かったので、あえて徒歩で行こう。

ホームページには、徒歩25分とあったので、おそらくそれ以上なのだろうが、気持ちの良い田舎道を歩くのも悪くない。というよりせっかく来たのだから、すべてを体感しなければもったいないという貧乏根性のほうが勝った。

ほぼ一本道でそれほど交通量も多くなさそうだ。ちょっと前方にはへんてこな形の岩?も見える。右手に流れているのは、おそらく渡瀬川だろう。

ちょっと歩いただけで汗が噴き出す。


しかし、あのへんてこな岩が近づくにつれて、さあっと風も出てきて気持ちが良いと思えてきた。

岩ではなかった。
岩山と言った方がよいのか?
変わった形の山、鎌倉山というらしい。

結構歩いたがどれくらい来たのだろうか。iPhoneのマップを確認すると3分の1くらい来ていた。まだ、半分も来ていなかったか。そこからは、左手にドライブインらしき店があっただけで、気分を変えられるものは、道端の花くらいしかなかった。

向こうの方に信号らしきものが見えてきた。

そう、ニッカ橋に違いない。


そこを曲がれば宮城峡蒸留所の入り口があるはずなのだ。ニッカ橋の手前にはバス停があったので、乗らない時刻表を見てみた。やはり1時間に1本。

渡瀬川の写真を残して、橋を渡ると、朱色の煉瓦つくりの建物が並んでいるのがわかる。

やっと着いた。

ニッカウヰスキー仙台工場見学



見学者はこちらという看板が見える。まだ先か・・・


ちなみに、まだ先にゲストハウスが造られている理由は見学の時に理由が分かることになる。

さあ、やっと係りの人たちが見えてきた。
普通に受付に案内されると、すでに見学のお客さんがお姉さんの説明を受けて見学に出発されるところだった。
受付の方が、今ならすぐについていけますよ!って笑顔ですすめてくれました。

汗だくの私を見て・・・

とりあえず、用を足して、コインロッカーに荷物を入れ、お客の列を追う。


ところで、宮城峡蒸留所は、北海道の余市蒸留所をスタートさせてから、約30年後につくられた第二の蒸留所だ。

竹鶴政孝は、「異なる蒸溜所で生まれた複数の原酒をブレンドすることで、ウイスキーはより味わい深く豊かになる」という信念を抱いていた。

仙台の街から西へ約25km、山形との県境に近いこの地は、広瀬川と新川というふたつの清流に恵まれた緑豊かな峡谷で、竹鶴政孝が初めてこの地を訪れた時、新川の清流でハイニッカを割って飲み、その場で蒸溜所建設を決定したと言われている。

宮城峡はスコットランドのローランド地方に気候風土が似ていると言われている。おそらく竹鶴政孝はローランド地方特有の華やかで軽快なグレーンとモルトを求めていたのでしょう。その証拠に、強烈な個性を生み出す余市の直火焚き蒸留器に対して、宮城峡では大変希少なカフェ式連続式蒸溜機でグレーンウイスキーを、蒸気間接蒸溜方式のポットスチルで華やかなモルトウイスキーをつくっている。グレーンウイスキーをつくっているカフェ式連続式蒸溜機はあえて旧式を採用している。これは旧式だからこそ得られる雑み成分の良さを知っていたからでしょう。また、モルトウイスキーをつくっているポットスチルもバルジ型という胴体部がプックリと膨らんだものを採用している。これは、グレンファークラス蒸留所やグレンモーレンジィ蒸留所のそれに似ており、非常に繊細で軽快な原酒が出来るだろうことが想像できる。

残念ながら見学では、カフェ式連続式蒸溜機を見ることは出来ないが、バルジ型ポットスチルがある棟は見学できる。

宮城峡蒸留所の見どころピックアップ



見学は、受付を出て仕込棟からこの蒸留棟と進むが、一応ここが見学としては一番奥となりここから戻っていくことになる。

ニッカ池を右手前方にして戻るわけだが、ここで竹鶴政孝がこの蒸留所を開く際にこだわった重要な部分を感じることができる。それは、自然を可能な限りそのまま残しなさいということだ。敷地は平坦ではなく、各棟が坂道に造られており、木々がおそらくそのままの状態で残っている。メインストリート以外は森林の中のような雰囲気でその木々の合間に赤レンガの建物が覗いているといった風情だ。蒸留棟からゲストハウス方面に向かって左手にはキルン棟、そして背の高いカフェ式連続式蒸溜機のある蒸留棟があるが、個人的には、ニッカ池からそれらの棟を木々越しに見たり、鎌倉山を背景に木々越しに貯蔵庫群を見る風景が気に入った。ちなみに、ニッカ池には白鳥が一羽優雅に浮いているのが見えた。

宮城峡蒸留所のおススメ見学スポット



なんと風情のある蒸留所だろうか。


さて、次は5番貯蔵庫に入り、最後にゲストハウスで3杯の試飲で終了となる。

宮城峡10年がやけに美味しく感じたのは気のせいだろうか。

宮城峡蒸留所で試飲




最後に現実的な話であるが、タクシーを頼むと愛子という仙台よりの駅周辺からわざわざ15分程度かけて迎えに来てくれるらしい。ちなみに、愛子駅と仙台駅間は電車の本数が多く便利とのことであった。宮城峡蒸留所から愛子駅まではタクシーで約15分、3,500円くらいと聞いた。


当然、私は、来た道をとぼとぼ歩いて帰ってみた。


少しお酒の入った高揚感と竹鶴政孝に出会えたかのような満足感で歩けたのだった。


おしまい