SFCを効率よく手に入れる方法!(ライフソリューションサービス対応)
スーパーフライヤーズカード(SFC)を簡単に手に入れる方法!
「SFC修行の極意」についてシンプルに分かりやすく解説しています!
※ライフソリューションサービス(LSサービス)併用に対応!
<参考情報>
2025年度ANAステイタス獲得条件(ライフソリューションサービス解説)
このコンテンツは、4つのテーマでスーパーフライヤーズカード(SFC)を簡単に手に入れる方法をご紹介します。
SFCとは何なのか?
SFCの魅力(メリット・デメリット)とは?
SFCを手に入れる最も近道の方法とは?
さらには、SFC修行の費用を無料にする方法まで分かりやすく説明しています。
また、SFC修行が楽しめる方法も私の旅行記を通してご紹介していますので、楽しんで修行を行える工夫が盛りだくさんです。
1. SFC修行とは?
2. スーパーフライヤーズカード(SFC)の魅力とは?
3. スーパーフライヤーズカード(SFC)を手に入れる方法!
4. SFC修行の極意!(無料でSFCを手に入れる?)
1.SFC修行とは?
「SFC修行」について語る前に、まずSFCとは何か?についてご説明したいと思います。
SFCは「Super Flyers Card(スーパーフライヤーズカード)」の略称です。
スーパーフライヤーズカード(SFC)は、ANA(全日本空輸)のクレジットカードの一種であり、このクレジットカードを所持しているだけで、ANAの上級会員(プレミアムメンバー)の権利を半永久的に所有することができる夢のカードです。
なぜ「半永久的」なのか?
スーパーフライヤーズカード(SFC)はクレジットカードですので、年会費が必要になります。ですので、年会費を払っている間は、ANAの上級会員(プレミアムメンバー)の権利を継続できるということになります。
では、通常のクレジットカードと同じ様にカード会社の審査を通過して契約できるかというと、そうではありません。
いくらお金持ちでもスーパーフライヤーズカード(SFC)については「ある条件」を達成していることが所持のための必須条件となっています。そして、その「ある条件」を達成するには、何度も何度も飛行機に搭乗する必要があります。
簡単に言えば、同じ航空会社の飛行機に何度も搭乗してくれる顧客が上客ですから、そういった最高峰の顧客向けのサービスとして上級会員(プレミアムメンバー)という制度が存在しているわけです。ですので、世界中を旅する国際的なビジネスマンや毎日のように全国を飛び回るビジネスマンであれば、当然ながら上級会員に自然となっているわけですが、私のような普通の家庭の普通の家族持ち会社員ではそのようにはいきません。
如何に効率よく「ある条件」をクリアして上級会員(プレミアムメンバー)のステイタスを手に入れるか?ということについて、費用対効果などを細かく検討して最も効率的にステイタスを手に入れる必要があります。
そのステイタスを手に入れるための方法論がSFC修行ということになります。
SFC修行の「修行」とは、正に言葉の通りで、『SFCを獲得するための厳しい修行』ということです。もしかすると費用対効果をまったく考えなければ修行という言葉は使わないかも知れませんが、やはり費用を考えると・・・修行かもしれませんね。
ただ、その修行の中でも、しっかりと楽しみ方もご紹介していきますので、まずは、正しい知識を身につけてSFC修行に楽しく挑んでいただければ幸いです!
<参考> スーパーフライヤーズカード(SFC)の比較
2.スーパーフライヤーズカード(SFC)の魅力とは?
前段で、スーパーフライヤーズカード(SFC)とは何かについて“意味深”なご紹介をしました。
Google検索などにおいて「ANA・SFC・修行」といったキーワードで、毎日大変多くの方々が、当サイトを訪問されています。
なぜ、それほど多くの人々がSFC獲得を目指すのでしょうか?それには、理由があります。
たとえば、国内線で・・・
皆さんが、搭乗ゲート前のベンチで搭乗時間を待っている時を思い出してみてください。
SFCを持っている人はチケット種別に関係なく、専用のチェックインカウンターから専用の手荷物検査場をサッと済ませてラウンジに直行し優雅に過ごしています。
ちょっとしたお菓子からジュース類やお酒類が無料で提供されており、ゆったりとしたソファやパソコンスペースなど仕事するのにも十分な空間が提供されています。
そして、10分前くらいに搭乗ゲート前に突然現れ、Group1、Group2と優先搭乗でさっさと飛行機の乗り込む人たちを見かけるのではないでしょうか?
優先搭乗で手荷物を確実に収納して、席についてのんびりと自分の時間を過ごしています。
一般の方が搭乗する頃には通路は大渋滞、収納スペースは既になくなっており足元か遠い収納に押し込められ・・・という感じです。
ちなみに、座席指定自体も一般の方より早く座席が開放されていますので、間違いなく良い席を確保できますし、キャンセル待ちなども優先されています。
プレミアムメンバーは飛行場内において待ち時間が発生するようなシーンはほぼありませんし、ゆったりとくつろげるスペースに苦労することはまずありませんし、さらにはお金を払ってカフェに立ち寄る必要すらありません。
ただ、これは国内線の話で、たいしたことはありません。
たとえば、国際線の往復を思い出してみてください。
チェックインと荷物を預けるために各航空会社のカウンター前の長い列に並んで待っていませんか?
荷物の数や重さを気にされた経験はありませんか?
荷物を預けた後の長時間の待ち時間はどうされていますか?
搭乗口の前で長蛇の列、搭乗後も家族全員希望通りの座席に座れていますか?
エコノミー席からアップグレードした人を見かけませんか?
疲れて帰国の際に手荷物の受け取り待ちでうんざりしたことはありませんか?
スーパーフライヤーズカード(SFC)を持っている上級会員(プレミアムメンバー)であれば、このような悩みから開放されます。
空港内で待ち時間というものがほぼなくなります。
専用のチェックインカウンターから優先的に手荷物も預けられますし、一般の方とは預けられる荷物の数も重さも違います。
一般の方々が長蛇の列に並んでいる頃には、既にラウンジの中で食事をとっています。
国際線ラウンジは国内線と違いバイキング形式で食事が提供されています。握り寿司などのサービスもありますし、お酒の種類も豊富ですし、家族全員で一緒にゆったりとしたスペースで食事できますので、空港内のレストランを利用することはなくなります。
もちろん、ラウンジは出入り自由ですのでいつでも免税店に買い物にも出かけられますし、搭乗時間直前に搭乗ゲートに行けば優先搭乗で並ばずに乗れてしまいますので、すべて自分たちの都合で時間を有意義に使うことができます。
飛行機の座席指定も優先されていますので、家族全員希望通り並べられますし、現地に到着後の荷物引き取りも優先して早い段階で出てきますのでとにかく待ち時間はなくなります。
ちなみに、SFCはANAだけの上級会員ではありません。ご存知の通り、ANAはスターアライアンスに所属していますので、全世界のスターアライアンス系のスターアライアンスゴールド会員の権利も同時に取得していますので、スターアライアンス系の航空会社であれば、正規料金のチケットであろうが、特典航空券のチケットだろうが関係無しにご紹介した上級会員のサービスを存分に堪能できます。
分かりやすい部分だけ簡単にご紹介しましたが、このようにスーパーフライヤーズカード(SFC)持っていれば、国内旅行も海外旅行も圧倒的に有利かつ優雅になるということです。
特に!家族で海外旅行に行く際には、上級会員であるスターアライアンスゴールドの素晴らしさを実感しますよ!
それでは、具体的にスーパーフライヤーズカード(SFC)の特典をご紹介していきます。
下記に代表的なサービスを並べてみましたが、本当にたくさんありますし、一つ一つが実は凄いメリットであったりします。
<SFC会員の主なサービス内容>
・プレミアムメンバー専用サービスデスク
・ANA LOUNGEの利用(国内線/国際線)
・座席クラスのアップグレード(国内線/国際線)
・国内線の先行予約
・国内線座席指定の優先
・予約時空席待ちの優先(国内線/国際線)
・国内線特典航空券・いっしょにマイル割の先行予約
・国際線特典航空券の優先
・優先チェックインカウンター(国内線/国際線)
・手荷物受け取りの優先(国内線/国際線)
・手荷物許容量の優待(国内線/国際線)
・専用保安検査場の利用(国内線/国際線)
・優先搭乗のご案内(国内線/国際線)
・空港での空席待ちの優先取り扱い
・マイカー・バレーの優待(成田空港)
・羽田空港駐車場の優先予約
・香港国際空港の優先レーン
・アップグレードポイント
・フライトボーナスマイル
・マイルからANA SKY コインへ特別倍率で交換
・アップグレードポイントからANA SKY コインへの交換
・IHG・ANA・ホテルズグループジャパンでの優待
・SKYGO 無料SIMカード+2日間無償サービス
・東急ホテルズでの優待
・ハーツレンタカーでの優待
・プレミアムメンバー限定ANAセレクションの優待
・ライフスタイルマガジン(ana-logue)の郵送
・ダイアリー・カレンダー・手帳のプレゼント
前段で少し触れましたが、スーパーフライヤーズカード(SFC)を持っているということは同時に、スターアライアンスゴールドというスターアライアンス系の上級会員の権利も持っていることになります。
スターアライアンスに加盟している航空会社は現時点で25社もあります。
国内線はANAを利用すればよいことですが、国際線となるとすべてANAで目的地に行けるとは限りません。そうした時にはスターアライアンス系の航空会社を利用すれば、ANAとまったく同じようにサービスを受けられるということです。
それでは、スターアライアンスゴールドメンバーの特典をご紹介します。
<スターアライアンスゴールドステータスの特典>
・空港での優先チェックイン
・空港ラウンジのアクセス
・優先搭乗
・手荷物許容量の追加
・手荷物取り扱いの優先
・優先空席待ち予約
・空港での空席待ちの優先
・ゴールドトラック
以上、スーパーフライヤーズカード(SFC)の特典をご紹介しました。
箇条書きではなかなか伝わらないと思いますので一部掘り下げてサービスのメリットや魅力をご紹介できればと思います。
すべてにおいて優先!待ち時間がなくなるメリット!
国内線の場合、プレミアムメンバー専用のチェックインカウンター(ANAプレミアムチェックイン)をご存知でしょうか?
一般の方とは別に上級会員(プレミアムメンバー)専用のチェックインカウンターがあります。
手荷物を預けるのも、手荷物検査もあっという間にできる専用スペースでほとんど待ち時間なく通過してラウンジに直行できます。
国際線の場合も同様に上級会員(プレミアムメンバー)専用のチェックインカウンターがあります。
国際線の場合、旅行会社で予約すると決められた時間までにチェックインカウンターに並び、長蛇の列の末やっと荷物を預けられるといった経験があるかと思いますが、上級会員専用チェックインカウンターでは待ち時間なしですべてがスムーズに進みます。
そして国際線で最もメリットに感じるのがゴールドトラック(GOLD TRACK)と呼ばれる優先保安検査場です。
特に、海外の空港の保安検査場はやたらと長蛇になりますよね。上級会員(プレミアムメンバー)は、ゴールドトラックという専用ラインで優先的に通過できますので、あの無駄な時間がなくなります。
搭乗口においては、優先搭乗で飛行機内に乗り込めますので、手荷物を確実に棚に収納できます。
利用客の多い路線では手荷物を収納できるかできないかはかなり重要です。折角、良い席を確保しても手荷物が遠くに収納されてはまったく意味がありません。
最後に、国内線・国際線に関わらず手荷物にはプライオリティタグという特別なタグが付けられ、いつどのタイミングで手荷物を預けようが優先的に受け取れるようになっています。
手荷物受け取りの際は、プライオリティタグの付いた荷物がすべて出てから一般の方の荷物が出てくる仕組みになっていますので、さっと荷物を手に取り帰宅できるわけです。
以上のように、スーパーフライヤーズカード(SFC)を所持することで、すべてにおいて優先され空港内で有意義な時間を過ごすことができます。
国際線ラウンジの魅力について!
国内線のラウンジについては、前段で触れたように軽いお菓子とジュースなどのノンアルコール類、ビールや焼酎、ウイスキーなどのアルコール類が提供されています。
ここでは、主に国際線ラウンジについて魅力をご紹介したいと思います。
国際線ラウンジはANAもしくはスターアライアンス系の航空会社のチケットを持っていればANAラウンジでもスターアライアンス系のラウンジでもどこでも何度でも入室できます。
時々、クレジットカードにプライオリティパスが付いている場合がありますが、あれはクレジットカードのゴールドカードを提示して入室するいわゆるカードラウンジであり、航空会社直営のラウンジではありません。
航空会社直営のANAラウンジやスターアライアンス系航空会社のラウンジでは質がまったく違います。
国際線ラウンジは食事、飲み物共に国内線とはまったく質、量共に違います。
我が家4人家族で海外旅行へ行く際は、必ずラウンジでゆったりと食事を取ります。食事メニューの多くはビュッフェスタイルで、その他子供達は寿司を食べたり、ラーメン食べたり、ジュース飲みまくったり・・・大人は色々摘みながらお酒を頂き・・・空港内の混雑したレストランで時間を気にして食事することはなくなりました。
また、ANAラウンジ以外のスターアライアンス系のラウンジにも入室できるというのは楽しいですよ。食事内容もまったく違いますので、そういった楽しみ方もできます。
ちなみに、ラウンジには入室ルールがあります。
簡単に言いますと、SFC会員と同行者1名がラウンジに入室できます。SFC会員には本会員と家族会員がありまして、SFCの権利を獲得した本会員の家族は家族会員としてSFCの権利を獲得できます。
ですので、我が家を例にしますと、私がSFCの権利を獲得しましたので本会員、妻がSFC家族会員です。ですので、それぞれが同行者1名ずつ連れていけますので、ラウンジにも4名全員で入室できるということになります。
以上のように、スーパーフライヤーズカード(SFC)を所持していることで多くの特別な待遇を得ることができます。
また、SFC家族会員という制度のおかげで家族4名でもこのメリットを活かすことができます。
SFCを所持するだけで旅行の質がまったく変わります!
3.スーパーフライヤーズカード(SFC)を手に入れる方法!
スーパーフライヤーズカード(SFC)を獲得してANAの上級会員(プレミアムメンバー)になった時の魅力についてはご理解いただいたと思います。
それでは、実際に上級会員(プレミアムメンバー)になるための方法を解説していきたいと思います。
上級会員(プレミアムメンバー)になるためには、ANAグループ運航便又はスターアライアンス加盟航空会社の飛行機に搭乗して「プレミアムポイント(PP)」を貯める必要があります。
プレミアムポイント(PP)は、飛行機の搭乗やお買い物などで貯まる「マイル」とは異なり、プレミアムメンバーの認定を目的として毎年1月~12月の1年間に登録されるポイントのことです。
ANAグループ(ANA・エアージャパン・ANAウイングス)、スターアライアンス加盟航空会社およびスターアライアンスコネクティングパートナー運航便の搭乗分について、マイルとは別に積算されるポイントです。
具体的にはプレミアムポイントを貯めていくと下記のようにステイタスがランクアップしていきます。
そして、年間50,000ポイント貯まるとプラチナステイタスになり、スーパーフライヤーズカード(SFC)取得の権利が獲得できるという流れになります。
ちなみに、ライフソリューションサービス開始に伴い、その条件を満たせば年間のプレミアムポイントは30,000ポイントでプラチナステイタスを獲得できます。
いずれにしても、最低30,000ポイントのプレミアムポイントを獲得する必要があります。
参考までに、ANAライフソリューションサービス(LSサービス)を併用した場合は、下記の②の達成基準となりますので30,000ポイントに減額されます。
① 飛行機の搭乗分で50,000ポイントを達成
② 飛行機の搭乗分30,000ポイント+ 7つのライフソリューションサービスを利用 + 決済額400万円以上の達成
ライフソリューションサービス(LSサービス)は、「ANAのふるさと納税」や「ANAの保険」などANAが提供する14サービスの中から7つ利用します。
※対象サービスは年々増加しています。
正直、こちらはかなりハードルが低いです。
ANAカード決済額400万円以上は、家計の決済をすべてANAカードにしておくことでクリアできるという方が対象となると思います。
いずれにしてもプレミアムポイントを貯めなければならないということは変わりません。
スーパーフライヤーズカード(SFC)取得の権利を得るためには、プレミアムポイント年間50,000ポイント獲得が条件とご説明しました。
年間50,000ポイントは、ANAグループ運航便の利用で半分の25,000ポイント必要です。
参考までに、プレミアムポイント(PP)が積算される条件を下記にまとめておきます。
ANA運航便はもちろんですが、スターアライアンス系すべてが積算対象となりますので、国際線を利用する場合は非常に有利です。
【積算の対象となる便】
国内線
ANAグループ(ANA・ANAウイングス)運航便
ANA便名のコードシェア便(IBEXエアラインズ、AIRDO、ソラシドエア、スターフライヤーおよびオリエンタルエアブリッジが運航する日本国内のコードシェア便は、ANA便名にて予約・搭乗の場合のみ、ANAグループ運航便として積算されます。)
国際線
ANAグループ(ANA・エアージャパン)運航便
スターアライアンス加盟航空会社運航便(エーゲ航空、エアカナダ、中国国際航空、エアインディア、ニュージーランド航空、アシアナ航空、オーストリア航空、アビアンカ航空、ブリュッセル航空、コパ航空、クロアチア航空、エジプト航空、エチオピア航空、エバー航空、LOTポーランド航空、ルフトハンザドイツ航空、スカンジナビア航空、シンセン航空、シンガポール航空、南アフリカ航空、スイスインターナショナルエアラインズ、TAPポルトガル航空、タイ国際航空、ターキッシュエアラインズ、ユナイテッド航空)
スターアライアンスコネクティングパートナー運航便(吉祥航空)
【注意する5つのポイント】
1.スターアライアンス加盟航空会社の機材および乗務員で運航するコードシェア便を、ANA便名で予約・搭乗の場合は、スター アライアンス加盟航空会社運航便搭乗分として積算されます。
2.スターアライアンスコネクティングパートナーの機材および乗務員で運航するコードシェア便を、ANA便名で予約・搭乗の場合は、スターアライアンスコネクティングパートナー運航便搭乗分として積算されます。
3.ANAの機材および乗務員で運航するコードシェア便を、提携航空会社便名で予約・搭乗の場合は、ANA運航便搭乗分として積算されます。
4.搭乗便名が対象の航空会社便名であっても、スターアライアンスに加盟していない提携航空会社が運航するコードシェア便は、プレミアムポイントの積算対象外になります。
5.国内線・国際線ともに、提携他社のマイレージプログラムに登録した搭乗実績は、プレミアムポイントの積算対象外になります。
ステイタス自体は、「ブロンズステイタス」、「プラチナステイタス」、「ダイヤモンドステイタス」と順にランクアップしていきますが、このステイタスは1年間の結果として翌年1年間限定のサービスとなります。
しかし、プラチナステイタスを獲得するとスーパーフライヤーズカード(SFC)取得の権利が発生し、入手後はスーパーフライヤーズカード(SFC)のクレジットカード年会費を払っている間、永続的にサービスを継続できるという仕組みです。
そして、スーパーフライヤーズカード(SFC)を取得すれば、ANAの上級会員(プレミアムメンバー)であると共に、スターアライアンスのゴールドメンバーとしてサービスを継続して受けられることになります。
もちろん、本会員がSFCを取得すれば、SFC家族会員にも入れますし、クレジットカードの年会費さえ支払えば、飛行機にまったく乗らなくても上級会員(プレミアムメンバー)の特典を維持できるということが大きなメリットです。
「プラチナステイタス」に到達→SFC会員にならない→プレミアムメンバーは1年だけ
「プラチナステイタス」に到達→SFC会員になる→年会費を払っている間はプレミアムメンバー
それでは、実際にプレミアムポイント(PP)を1月~12月の1年間に50,000ポイント貯めるのは難しいのでしょうか?
ここで注意していただきたいのは、プレミアムポイント(PP)とマイルは別物ということです。まずは、プレミアムポイント(PP)についてご説明したいと思います。
まずは、プレミアムポイント(PP)の計算式をご紹介します。
上記の通り、「区間基本マイレージ」×「予約クラス・運賃種別ごとの積算率」×「路線倍率」+搭乗ポイント=プレミアムポイントとなります。
まず、「路線倍率」は国内線では2倍と決まっています。そして、「区間基本マイレージ」は単純に距離です。
ここで、重要なポイントは3つです。
「距離が長い」こと、「積算率が高い」こと、そして、最後の足し算部分の「搭乗ポイント」です。
ここで、「羽田―伊丹」と「羽田―那覇」を例としてご説明したいと思います。
※こちらのシミュレーションは、ANA一般カードで計算したマイルが算出されています。プレミアムポイントはカード種別などに関係なく算出されますので、ここでは右側のプレミアムポイントの計算式だけご注目下さい!
「羽田―伊丹」では、一般的なチケット料金である「SUPER VALUE(スーパーバリュー)」料金を想定して運賃7(積算率75%)で計算しています。
「区間基本マイレージ」は単純に距離ですので280マイル、「クラス・運賃倍率」は運賃7(積算率75%)の「SUPER VALUE(スーパーバリュー)」料金を選びましたので75%、「路線倍率」は国内線ですので2倍、最後に「搭乗ポイント」は運賃7ですので0ポイントとなります。
計算の結果、合計プレミアムポイントは片道420ポイントということになります。
「羽田―那覇」では、最も格安なプレミアムクラスのチケット料金である「SUPER VALUE PREMIUM 28(スーパーバリュープレミアム28)」料金を想定して運賃2(積算率125%)で計算しています。
「区間基本マイレージ」は単純に距離ですので984マイル、「クラス・運賃倍率」は運賃2(積算率125%)の「SUPER VALUE PREMIUM 28(スーパーバリュープレミアム28)」料金を選びましたので125%、「路線倍率」は国内線ですので2倍、最後に「搭乗ポイント」は運賃2ですので400ポイントとなります。
計算の結果、合計プレミアムポイントは片道2,860ポイントということになります。
この2つの例で考えてみたいと思います。
一つ目の「羽田―伊丹」の例は、国内を飛び回っているビジネスマンをイメージして下さい。毎週のようにこの区間を出張で飛んでいるという感じですね。単純に、年間50,000ポイント貯めようと思うと、60往復(120回搭乗)しないと貯まりません。
二つ目の「羽田―那覇」の例を計算してみましょう。9往復(18回搭乗)で50,000ポイントを超えます。
ここまでで何が言いたいかといいますと「ただやみくもに飛行機に回数乗ればよいわけではない!」ということです。
話しを戻しますと、プレミアムポイント(PP)は、計算式で計算できる数字です。
当然、マイルを使った航空券ではプレミアムポイントは貯まりません。あくまでもしっかりと料金を支払って飛行機に複数回搭乗する必要があります。
ここでやっと登場するのが「SFC修行」というキーワードです。
SFC修行とは、いかに効率よく50,000ポイント貯めてSFC取得の権利を獲得するか!を追求した結果生まれたノウハウです。
今回、そのノウハウの中でも最も効率の良いSFC修行の極意をご紹介していきたいと思います。先ほどからご説明している通り、プレミアムポイント(PP)はすべて計算可能です。いつ、どこ行きのチケットで往復すれば、どれだけのポイントが得られるか?あるいは、その1往復で得られたプレミアムポイント(PP)にいくら費用がかかったのか?などすべて計算可能です。
逆に言うと、いかに安く同じプレミアムポイント(PP)の数値を得るか!ということになります。言い換えますと、1プレミアムポイント(PP)の価値はいくらなのか?を考えることがSFC修行の重要なポイントとなります。
それを、陸マイラーの間では、PP単価やPP価値と表現しています。
<SFC修行効率の指標>
PP単価=「運賃」÷「プレミアムポイント(PP)」
PP単価をいかに下げるか!これがSFC修行の効率が良いか悪いかの分かりやすい指標となります。例えば、先ほどの2つの事例で簡単に計算してみましょう。
「羽田―伊丹」のSUPER VALUE(スーパーバリュー)料金を片道15,000円で計算してみましょう。そうしますと、PP単価=35.7となります。
次に、「羽田―那覇」のSUPER VALUE PREMIUM 28(スーパーバリュープレミアム28)料金で冬季の安い時期として片道35,000円で計算してみましょう。PP単価=12.2となります。
ここまでで言えることは、距離は長ければ長いほどよい、積算率が高いほうが有利、搭乗ポイント400ポイントは大きい、という3つのポイントが分かりました。
実際、距離は間違いありません。全国どのルートを計算してもそうなります。ただ、積算率と搭乗ポイントに関しては、一概には言えません。
少し細かな話しをしますと、積算率と搭乗ポイントを決めているのは運賃すなわちチケット代ですので大きく変動します。
先ほどの「羽田―沖縄」のプレミアムクラス利用の例のように1回のプレミアムポイントを大きく稼ぎ搭乗回数を少なくするという考えでは最も効率がよいというのは間違いありません。
当然、羽田より成田の方が那覇より遠いので有利、沖縄より石垣の方が遠いので有利なのですが、SFC修行で最も重要なのは費用対効果です。
例えば、都心にお住まいであれば、羽田―那覇は日帰りでき、かつ昼間の観光も可能です。宿泊費も掛かりません。もっと言えばプレミアムクラスですから2食付です。
では、成田や石垣の場合はどうでしょうか?1日の便数が少なく日帰りは困難です。さらに便数が少ないのでプレミアムクラスを予約するのも困難でスケジュールが組みにくいというデメリットがあります。
ですので、最も費用対効果の高いSFC修行を考えるとチケット代だけではない周辺費用も当然考慮すべきと考えています。私のサイトは国際線を活用したSFC修行をおすすめしていない理由の一つでもあります。
積算率と搭乗ポイントに関してもう一つポイントがあります。羽田―那覇というルートに変わりはありませんが、冬季閑散期の普通席SUPER VALUE 75(スーパーバリュー75)で片道9,000円台の価格が時折あります。
SUPER VALUE 75(スーパーバリュー75)は運賃7ですので、積算率75%、搭乗ポイントなしで片道1,476ポイントと大幅にプレミアムポイント数が下がりますが、PP単価=6.1と驚愕のPP単価となります。
ただし、9,000円台の飛行機は羽田の夕方や那覇の早朝が多いので宿泊が必要なケースが多いですのでそれも考慮する必要がありますし、そもそも修行回数が大幅に増加しますので総合的にスケジューリングしていく必要があります。
ここまでをまとめてみましょう。
1.距離が長いほうがよい
「羽田―那覇」を中心に考えるが、「成田―那覇」、「羽田―石垣」なども候補となりえる
2.積算率と搭乗ポイントは2つのポイントがある
搭乗回数を少なく効率よくプレミアムポイントを貯めるには運賃2が有力候補となる
搭乗回数が増えるがPP単価に優れた運賃7も候補となりえる
ただし、日帰り可能かどうかなど周辺費用も考慮する必要がある。
運賃2と運賃7を再掲しておきます。
ここで、航空券の相場を調べてみました。残念ながら航空券の相場は年々上昇傾向が続いています。
候補①:運賃2
SUPER VALUE PREMIUM 28(スーパーバリュープレミアム28)=37,000円前後
※予約・販売開始日から搭乗日28日前まで
候補②:運賃2
プレミアム株主優待割引=36,000円前後
※ANA株主優待券=3,000円前後(チケットショップにて、2,500~5,000円程度)
候補①と候補②は、候補②に株主優待券の価格を足して安いほうを利用します。
候補③:運賃7
SUPER VALUE 75(スーパーバリュー75)=10,000円前後
※搭乗日355日前9:30から搭乗75日前まで
9,000円台も存在しますが、PP単価を計算して利用します。
また、「羽田―那覇」では、夏場に深夜便(ギャラクシーフライト)などお得な便も登場しますのでご確認ください。
くどいようですが、常にPP単価を計算してスケジュールを組む!これがSFC修行の極意です。「羽田―那覇」路線は10月中旬くらいから2月くらいまでは非常に安いですので狙い目です。
SUPER VALUE(スーパーバリュー)販売開始日は、下記のスケジュールになりますので、計画的にプランを立てていきましょう。
夏ダイヤ(3月の最終日曜日~10月の最終日曜日の直前の土曜日搭乗分):1月下旬頃発売予定
冬ダイヤ(10月の最終日曜日~翌年3月の最終日曜日の直前の土曜日ご搭乗分):8月下旬頃発売予定
ちなみに、私は基本的には運賃2を活用しました。SUPER VALUE PREMIUM 28(スーパーバリュープレミアム28)とプレミアム株主優待割引を見比べて、さらに、なるべく沖縄滞在時間が長くなるようにプランニングしていました。
プレミアムクラスですので、早朝からラウンジでのんびりとくつろぎ(たまに朝からビール)、機内サービスを満喫し(たまに飲みすぎ)、昼間のG級グルメを堪能し(たまに食べすぎ)、平日の閑散とした観光地を堪能し(ほぼ貸しきり)、帰路の便で飲んで寝る、、、を満喫していました。
ご参考までに、私の旅行記を一読頂き、沖縄観光にお役立て下さい!
<参考> ANAマイルとステイタスで実現する格安で優雅な旅行日記です!
4.SFC修行の極意!(無料でSFCを手に入れる?)
SFC修行の方法論はご理解いただいたと思います。
では実際、スーパーフライヤーズカード(SFC)獲得にかかる総費用はどれほどなのでしょうか?
仮に、PP単価=平均12で終わったとしますと、総額=60万円となります。SUPER VALUE 75(スーパーバリュー75)も駆使して、さらには修行以外のマイルも多少貯まったとしてPP単価=平均10を達成したら、総額50万円です。
すべてSFC修行とするとやはり50~60万円程度かかると考えておいたほうがよいでしょう。目標としてPP単価=10(50万円)など明確にしておくとやりがいがあるかもしれません。
この50万円を高いと考えるか安いと考えるかはその人の価値観によって違いますが、50万円支払ってもスーパーフライヤーズカード(SFC)は契約できない権利ですし、前段のSFCの魅力を一読頂いた方なら価値を十分ご理解いただいていると思います。
もちろん!
ライフソリューションサービス併用であれば、プレミアムポイントは30,000ポイントで十分ですので飛行機に搭乗する回数は格段に減ります!
さて、ここからのセッションでは、何と!この総額50万円を減らしていくノウハウをご紹介していきます。
ずばり!「ANA SKYコイン(スカイコイン)」を活用します。
まずは、SKYコインの基本情報をおさらいしておきましょう。
SKYコインは、ANAウェブサイトで航空券や旅行商品(国内ツアー・海外ツアー)の支払いに利用できる電子クーポンのことで10円単位(10コインを10円分として換算)で利用することができます。
要するに、国内線・国際線航空券の支払に現金と同様に利用できますのでプレミアムポイントを獲得できる条件に当てはまります。
ちなみに、有効期間は交換月より、12カ月目の末日になりますので1年間のSFC修行にもってこいの予算となりえます。(例:4月1日発行のANA SKY コインは、翌年4月30日まで有効)
では、SKYコインの貯め方をご紹介しましょう。
① ANAマイルから交換する
② アップグレードポイントから交換する
③ 他社ポイントから交換する
④ 提携ショップを利用して貯める
⑤ ANA保険で貯める
この中で、②については元々飛行機をよく乗っているANA会員であるので除きます。
④と⑤についてもやれば当然プラスになりますので要検討という話題に留まります。
③は、ご参考までにご紹介すると下記の通りです。もし、貯めていて活用できそうなポイントがあればSKYコインに交換しておくとよいでしょう。
それでは、今回メインテーマとなる①のANAマイルから交換する!について詳しく解説していきたいと思います。
ANAマイルは下の表の通り、SKYコインに交換することができます。
ここで、SKYマイルの使い方もおさらいしておきましょう。
10,000マイル以上の交換は、10,000マイル単位での交換になります。
また、一度に交換できる最大単位は200,000マイルです。
210,000マイル以上交換する場合、1回あたりの交換が50,000マイル以上になるように、複数回に分けて交換してください。
SFC修行を行うのであれば、当然ANAカード会員になっておく必要がありますのでANA一般カードかゴールドカードを契約すると思います。
表の通り「会員ステイタス/ANAカード種類別」によって大きく交換率が変わります。
SFC修行をする上で、当然マイルも貯まりますので、より貯まりやすいカードであることに越したことはありませんし、表の通りSKYコインへの交換率も高いのでゴールドカードをおすすめします。
ご参考までに、ANA一般カードとゴールドカードの比較をしたコンテンツがありますので一読されておくとよいでしょう。
<参考> スーパーフライヤーズカード(SFC)の比較
ANAゴールドカードで修行を始めたとして、途中でプレミアムポイントが30,000ポイント貯まる時がきます。
その時、ブロンズステイタスになりますので、すぐに1.7倍という交換率を活用することができます。
以上のように、マイルをSKYコインに交換して活用することで大幅に予算を削減することができます。
ちなみに、ANA Styleの当コンテンツ「SFC修行の極意」と共に「マイル倍増の極意」をマスターされた方であれば、実質無料でSFC獲得という偉業も実現可能です!
<SFC修行の費用削減ポイント>
ANAマイルを特典航空券に交換→プレミアムポイントがもらえない
ANAマイルをSKYコインに交換→SKYコインで航空券購入→プレミアムポイントがもらえる
最後にANAマイルを貯める方法については、下記のコンテンツを参考にしてください!
<参考> 初心者編!ANAマイルを簡単に貯める方法!「マイルが貯まる仕組み」
<参考> マイラー編!ANAマイルを爆発的に貯める方法!「マイル倍増の極意」
SFC修行にかかる費用分くらいのマイルは簡単に貯められる方法を詳しく分かりやすく解説しています。